過敏性腸症候群について

過敏性腸症候群（irritable bowel syndrome、IBS）は、腸管運動異常・腸管感覚過敏・精神的ストレスなどの要因が複合的に関与する疾患です。症状として腹痛、腹部膨満感、下痢または便秘などが現れます。

過敏性腸症候群の原因について

過敏性腸症候群の原因は完全には解明されていませんが、以下のような要因が関与していると考えられています。

腸管運動異常：腸管運動異常は、腸管の筋肉が正常に収縮しないため、腸管の移動や排便が困難になります。この異常は、便秘または下痢の原因となる可能性があります。

腸管感覚過敏：腸管感覚過敏は、腸管の感覚神経が過敏になるため、腹痛や腹部不快感が引き起こされます。また、食物が腸管内を通過するときに生じる不快感や腹部膨満感も引き起こします。

食事：特定の食品が過敏性腸症候群の症状を引き起こす可能性があります。例えば、乳製品、炭酸飲料、コーヒー、アルコールなどが挙げられます。

精神的ストレス：精神的ストレスが過敏性腸症候群の症状を引き起こす可能性があります。ストレスが腸管運動や腸管感覚に影響を与え、症状を悪化させることがあります。

当院で行う鍼灸施術は腹痛、膨満感、下痢、便秘などの症状を緩和する効果が期待できます。また自律神経を調整し腸内環境を改善することで、症状の緩和を促すことができます。

過敏性腸症候群に対する鍼灸の治療効果はお腹の症状（腹痛・便秘・下痢・膨満感・便意切迫感・胃のもたれ・食欲低下など）や全身の症状（肩こり・頭痛・イライラ・抑うつ感・ストレス症状など）の緩和も促します。

初回の施術で8割以上の方に症状の緩和を実感頂いておりますが体質改善、根本治癒を目指すには継続した施術が必要になります。不調が続いて日常生活に支障をきたすことがないよう、身も心もスッキリ、あなたの健康で幸せな生活を保つためのサポートをさせて下さい。